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話題のナストリ 「ナスダック100ブル3倍ETF(TQQQ)」を少額でリピート売買する方法を紹介します。
ナスダック100指数をもとにした「ナスダックトリプル」が人気です。
“ナストリ”の愛称で広まっていますね。
短期的に大きく利益をあげられるのが一番の理由ですが、他にも上昇し続けている実績のある米国株価指数を元にしているところや、円安で米国株運用のメリットが増えていることも背景にあり、人気はさらに高まりそうです。
しかしTQQQを運用できる証券会社はまだ少ないのが現状。
そんな中、GMOクリック証券でTQQQの運用が可能に!
証拠金が少なくて済むため、少額からでも運用開始が可能です。
またCFD運用のため自由なタイミングで売買可能のうえ、スプレッドなどコスト面でもメリット。
ここでは、ナスダックに連動する株価指数CFD「NQ100ブル3倍ETF」をリピート売買する方法を紹介します。
(2022.10 追記)現在の相場環境ではレバレッジ型での運用がおススメしにくくなっています。
必要な費用は増えますが、今から始める場合はレバレッジ型でない株価指数CFDでの運用をおすすめします。
リピート売買とはあらかじめ買値と売値を設定しておき、下がったら買う、上がったら売るを繰り返して利益を上げる方法です。
正式には「グリッドトレード」と呼ばれます。
最初に注文を予約しておくので、設定さえすればあとは決済されるまで何もしなくてもよく、初心者にも簡単にできる運用法です。
リピート売買のメリットは、
という風に、投資になれていない人でも始めやすい運用です。
特に時間がとられないので、日中仕事をしている方などにもやりやすいメリットがあります。
そして価格が下がってもまた再度注文して上がったら利益が出るので、価格の上下に一喜一憂しない、平たく言えば「相場が動いてさえいれば利益が生み出せる」ともいえます。
そして、値動きが大きいほど利益はさらに大きくなります。
「NQ100ブル3倍ETF」も値動きが大きいので、リピート売買には相性が良い運用先です。
「NQ100ブル3倍ETF」はGMOクリック証券で運用可能なCFD。
ProShares UltraProQQQ(TQQQ)を参照原資産としたCFDです。
TQQQは一日の価格変動率がナスダック100指数の3倍となるように想定されたETFです。
簡単に言うと、“3倍動くナスダック”です
ナスダック100とTQQQのチャート、比較すると同じような動きをしていることが分かります。
しかし値動きはTQQQが3倍の変動率になります。
↑上のチャートはローソク足がNASDAQ100、オレンジのラインがTQQQです。
上昇時も下落時もTQQQの動きが格段に大きいことが分かります。
変動が大きいことはもちろんメリットにもデメリットにもなりますが、値動きを利益に変えるリピート売買にとっては大きなメリットにすることができます。
一番大きなメリットは「少額で運用可能」な点。
ナスダック100は必要証拠金もかなりかかります。
同じGMOクリック証券の「米国NQ100」だと、1枚当たり20万円近くかかります。
これだけでも一般の人には運用が困難ですよね。
一方「NQ100ブル3倍ETF」は、「米国NQ100」の1/100の資金で運用可能!
また値動きが大きいので、暴落があった場合に備えてロスカットされないようにするにはこの上さらにそれなりの資金を口座に入れておかないと危険。
なのでナスダック100をそのまま運用するのはハードルが高いのが現状。
運用するにしても、チャート分析やいざという時の損切りができる人がスイングトレードなどで運用するのが一般的でした。
しかし「NQ100ブル3倍ETF」は1枚当たりの必要証拠金が桁違いに小さいため、まとまった元手資金が無くても始めやすい運用先です。
米国NQ100 | 米国NQ100ミニ | NQ100ブル3倍ETF | |
---|---|---|---|
1枚当たりの 必要証拠金 | 175,958円 | 17,596円 | 1,193円 |
レバレッジ1での 拘束証拠金 | 約180万円 | 約18万円 | 約6,000円 |
※金額は2022/4参照
かなりの差ですね。
この必要資金の少なさが、リピート売買のような初心者に優しい運用方法も可能にしてくれます。
GMOクリック証券のCFDには、ナスダック100の1/10の資金で運用できる「米国NQ100ミニ」もあります。
レバレッジ型ではないので値動きの大きさはナスダック100と変わりありませんが、減価リスクもないため、少ない資金での積み立て運用に適しています。
「NQ100ブル3倍ETF」はナスダック100の3倍の変動率があります。
変動が大きいというのは、下落時の幅も大きくなるため、長期運用ではリスクも大きくなります。
しかし値動きが激しいほど利益のチャンスが増えるリピート売買(グリッドトレード)には最適です。
TQQQの運用が可能な証券会社は他にもありますが、GMOクリック証券のCFDはコスト的にもオトクです。
手数料はもちろん無料。
スプレッドも狭いので、他の証券会社と比較しても低コストと言えます。
証券会社によってこのスプレッドの値はかなり差があり、長期運用では大きな利益の開きにつながります。
スプレッドは通常時で0.09ドルほど。他の運用と比べても低いコストです。
※スプレッドは変動することがあります
また金利調整額という、保有していると毎日とられるコストもありますが、こちらも無視できるレベルのものです。
金利調整額も約0.5円。1年以上保有しても200円にもなりませんね。
※金利調整額は変動することがあります
GMOクリック証券で扱うのはCFDなので、売買タイミングはその人の自由です。
投資信託などのように売り時にすぐ売れないということもありません。
TQQQを運用する際の一番大切な部分です
値動きが大きいということは利益を出しやすい反面、ロスカットの危険も考えなければなりません。
3倍の値動きをするということは暴落時も3倍の下落幅を記録するということです。
上のチャートは2021年末~2022年にかけての下落です。
○○ショックなんて名前の付いていない程度の下落でも、すぐに半値以下に急落する可能性があるのがTQQQの怖いところ。
ですのでリスクを考えずに注文しすぎるとロスカットにあう危険もあります。
NQ100ブル3倍ETFは5倍までのレバレッジを掛けられるのでとても資金効率が良いですが、暴落時にもロスカットされないような無理のない運用をすることが重要です。
これは恐ろしい……
でもTQQQは必要資金が少なくて済むので、この状況も対処できます
TQQQは必要資金が少ないため、ロスカットをしないようにレバレッジを下げて運用しても拘束される証拠金はそれほどでもありません。
なので、あらかじめ大きな下落にも耐えられる設定をしているだけで、このような大きな下げにもいつも通りの運用ができます。
“無理のない注文”をしているなら少ない資金でもこの暴落に耐えることは簡単です。
耐えることができたら、反発による大きな利益を狙えます。
暴落リスクと似ていますが、基準価格が0にまでなるとTQQQは継続できなくなります。
3倍の大きさで下落するため、理論上はNASDAQが33%下落するとTQQQは0になる計算です。
もちろんそうなる前に繰り上げ償還の可能性もあり、どちらにしても大幅な損失で運用が終了します。
こうなる可能性自体はとても低いものですが、絶対にありえないことではありません。
なので、リターンが大きいからといって資金をTQQQにすべてつぎ込むことをせず、自分の投資資金の一部分を使っての運用にとどめておくことが重要です。
分散投資の重要性。
「卵を一つのカゴに盛るな」です。
「3倍」などど銘打った、いわゆる「ハイレバレッジ型」の運用は、とてもレンジ相場に弱く、長期保有すると減価するという特徴があります。
例えば、1万円が10%上昇、次の日に10%下落したとします。
すると、
となり、最初より100円減ってしまいます。
これが3倍の値動きだと、まず30%上昇、次の日に30%下落するので、
となり、最初より900円も減ってしまいました。
こんなレンジ相場が何日も続くと…どうなるでしょう?
簡単な説明なので正確ではありませんが、レバレッジ型の長期保有デメリットはこんな感じです。
しかしリピート売買は長期保有する運用法ではなく、その都度エントリーと決済を繰り返す短期売買の集合体のような運用なので、減価のデメリットはあまり受けません。
それに米国株価は今までも上昇を続けており、レンジ相場・下落相場が長く続く可能性は低いと言えます。
とはいえ高値掴みすると、そこまで再び上昇するのに長い時間がかかる可能性もあり、その期間資金が拘束されてしまいます。
最高値を更新した時は下落するまで新規注文を抑えるなど、慎重なトレードを行うと安心です。
設定はまず暴落にも耐えられる1枚当たりの必要資金を割り出し、そこから自分の運用資金と相談して購入枚数を決めていきます。
株価指数CFDのリピート売買では最初に1枚にかかる必要資金を求めます。
これは、
という理由からです。
ただしこの設定はあくまで目安。
価格が変動しやすいTQQQは証拠金も簡単に変わるので、現在価格によって目安資金をその都度変更するのが安全です。
CFDは売り(ショート)の注文もできますが、株価指数は基本上昇していくもの。
「買いは家まで、売りは命まで」という格言もあるように、売りでの運用は初心者向けではありません。
TQQQの運用も買いポジションのみの運用になります。
慣れている方はショートトレードをする場合もありますが、リピート売買で売りポジションを持つと危険です。
また下落を待って買い下がる運用にしています。指値注文でエントリーする形です。
上昇していくなら逆指値で上値を追うのもアリかと思いますが、ここは安全をとります。
もしかしたら急上昇に置いていかれる悲しい展開もあるかもしれませんが、それでも高値掴みしていきなり大きな下落に巻き込まれるようなリスクを避けることを優先しています。
絶対にロスカットは避ける運用にするため、ロスカットレートは大暴落時を参照します。
暴落時期 | 最高値 | 最安値 | 下落幅 | 下落率 |
---|---|---|---|---|
2021~2022 | 91.68 | 39.56 | 52.12 | 56.84% |
2020コロナショック | 29.7 | 8.18 | 21.52 | 72.46% |
TQQQは暴落時に短期間で大きく下げています。
ロスカットされないようにしなければなりません。
今までの最大の下落率はコロナショック時の72%なので、ロスカットレートは80%下落しても大丈夫なように設定しておくと安心です。
さらにロスカットを防ぎたいなら一番下までカバーするものアリです。
もちろん資金効率は下がりますが、証拠金が低いTQQQなら大きな資金を用意しなくても可能です。
私は注文の手間を軽減するため(←コレ大事)、ロスカットレートを一律10ドルにしています。
でもこまめにロスカットレートを変えていくほうが資金効率は良くなりますね。
ロスカットレートが決まると、1枚当たりの目安資金が決まります。
目安資金=必要証拠金+ロスカットに耐えうる維持証拠金
変動の大きいTQQQは証拠金も大きく変動します。
計算するのも面倒なので、注文画面に入力して確認するのがカンタンです。
ロスカットレートは80%下落しても大丈夫な設定、つまり注文価格の20%になります。
注文価格が50ドルならロスカットレートは、50×0.2=10。
ロスカットレートを10として注文すると、合計の拘束証拠金が5,725円と表示されているのがわかります。
一方注文価格が100ドルの時ロスカットレートは、100×0.2=20となります。
注文価格が倍になったことにより、拘束証拠金も約2倍になりました。
TQQQは変動が激しく証拠金もその度に変動しますので、現在価格が高くなったら1枚あたりの証拠金を見直すことが必要です。
私はひとまず1枚当たり8,000円で運用開始し、
価格上昇の都度見直していく予定です。
証拠金は為替レート(米ドル/円)によっても変動します。
やはり余裕を持った資金での運用が安全です。
1枚当たりの必要金額が決まると、自分の手持ちの資金でどれくらいの注文ができるかが分かります。
自分の口座資金を超えない範囲での注文量を心がければ暴落時も安心です。
注文間隔は利益効率にかかわる部分。
口座資金での購入可能枚数を超えなければ、どのように注文してもリスクはほぼ変わりません。
10枚まで購入可能なら、10枚いっぺんに購入してもいいし、1枚ずつ1ドル毎に買い下がる、あるいは2ドル毎に買い下がるなどいろいろな注文の仕方ができます。
しかし基本上昇し続ける株価指数なので、あまり広すぎても購入機会が訪れません。
しかし細かすぎても注文が面倒。
1ドル毎、あるいは2ドル毎のように、わかりやすい値幅での注文をするのがおススメです。
もちろん注文間隔は資金によって変えてもOK。
いろいろ試してみても面白いかもしれません。
私は1ドル毎に1枚づつ買い下がる形にしています。
利確幅(決済幅)は利益額そのものにかかわる部分。
こちらも幅によってリスクが変わることはなく、リターンに関わってくる部分です。
狭すぎる利確幅はNGですが、それ以外は好きなように設定してOK。
いろいろな利確幅を織り交ぜて試してみるのも面白いかもしれません。
私は利確幅を5ドルにしています。
基本的に利確幅は広めにとるのがセオリー。
利確幅が狭いと何度も決済されて利益も良くなるような印象もありますが、実際は広めのほうが利益が出ます。
またスプレッドコストは1回の注文ごとにかかります。
狭いと注文回数が多くなり、結果として多くのコストを支払う羽目になるので、不利になります。
注文回数が増えると注文自体のめんどくささもあります。
小さな利益を毎日とるよりも、数日ごとに大きな利益をとるスタイルをおススメします。
開始資金は少額からでもOK。
(現在価格にもよりますが)1枚あたりの必要な資金が1万円未満でできるので、少ない資金で始められますね。
もちろん1万円だけ口座に入れて、1枚だけ運用することもできます。
慣れるまでは少ない枚数で運用を開始してもいいかもしれませんね。
資金の追加、ならびに注文の追加は簡単ですので、お金ができてから徐々に注文を増やしていくこともできます。
特に投資が初めての方は慣れない運用をいきなり大金で始めるのはリスクが大きいので、まずは慣れる意味でも、ごく少額で始めるのもOKです。
とはいえ口座には多めに資金を入れておくほうが便利。
GMOクリック証券の仕様として、ポジションを持った状態で相場が下落して含み損が増加した場合、ロスカットレートを変更していても「取引余力」が含み損の分だけ減少します。
(ロスカットレート変更の拘束証拠金と含み損で2重に取引余力が減る)
この場合取引余力がマイナスになってもロスカットされませんが、取引余力がマイナスの状態だと新規注文とロスカットレートの変更ができなくなります。
そのため、なるべくギリギリの資金で運用せず、多めに資金を口座に入れておく(あるいはいつでも追加できるようにしておく)ことをお勧めします。
GMOクリック証券での株価指数CFDリピート売買では、
IFD注文 → ロスカットレート変更
の順で行います。
(スマートフォンでの注文だと同時にできます)
注文はひとつひとつ手動で行い、ロスカットレートも変更していきます。
手間がかかるように見えて、実際は注文に1分かかりませんので、サクッとやりましょう。
GMOクリック証券はポジション一つ一つにロスカットレートを設定するシステムになります。
これは個別にロスカットすることで全ロスカットを防いだり、ロスカットレートを変更したときの資金管理が単純になるなどとても便利。
しかしその個別ロスカットレートは自動で、しかもかなり浅いところに入るため、変更しないとすぐロスカットになってしまうという欠点もあります。
ちょっとめんどくさいですが、コストがかからないGMOクリック証券を使う見えないコストとでも考えておきましょう。
での注文を例にします。
スマートフォンアプリの画面です。
現在価格46.96ドルなので、今回は46ドルの注文を入れてみます。
「NQ100ブル3倍ETF」を選択して、上の赤い部分「(買)ASK」をタップ。
その後上から順に「取引数量」を1、「指値/逆指値」を「指値」でタップ、「注文価格」を46にします。
「ロスカットレート」は「指定」をタップしてから10を入力。
「有効期限」を「翌週末」にして、「決済入力へ」をタップして次のページへ。
決済入力は「取引数量」を1にして、「指値」をタップ。
「注文価格」で決済値を入力(今回は51)、「有効期限」を「翌週末」にして「確認画面へ」をタップします。
これで注文は完了。
慣れれば10秒くらいでできます。
注文はPC・スマートフォン両方でできますが、なるべくスマホ注文をおススメします。
といった理由でスマホのほうがラクだからです。
ログインも指紋認証で可能なので、PCが使える方でも注文はスマホを使うことをおススメします。
PCでも基本は同じ。
しかしPCからの注文だとロスカットレートの変更を同時にできません。
IFD注文か完了してから、注文一覧から再度ロスカットレート変更しましょう。
決済されたらメールが届くので、すぐ再注文しましょう。
上記の手順をもう一度やるだけです。
GMOクリック証券は最大翌週末までしか注文の期限がありません。
2週間注文が約定しなければまた新たに注文のし直しです。
面倒ですが、これもコストの低いGMOクリック証券を使うためと考えましょう。
めんどくさいけど低コスト!
失効になると週末に失効通知メールが来るので、再度注文しましょう。
新規約定後に、決済約定せず失効した場合は、建玉もロスカットレートもそのままになっています。
決済注文のみを「指値注文」で入れておきましょう。
予約しておく注文は2つくらいにしておくのがおススメです。
という理由です。
ただでさえ本家ナスダックの3倍動くので、たくさんの注文をしておくと、大暴落したときに大きな含み損のポジションを大量に作ってしまいます。
もちろん個別にロスカットレートを設定しているので最悪の事態にはなりませんが、それでも金利調整額を払いながら元の値まで待つのはつらいところ。
いえ、本当につらいのは資金が拘束されるためにお得な価格で購入できないことかもしれませんね。
なので、あらかじめ予約しておくのは2つくらいまでにしておくほうが、万が一の時に役立ちます。
2つだとすぐに注文が約定してめんどくさい、という場合は注文幅が狭すぎる可能性もあるので注意です。
TQQQは人気の運用先で、様々なところで取引できます。
しかし運用する証券会社ごとにコストは大きく違います。
その中でもGMOクリック証券が群を抜いてコストがよく、一番おススメ。
注文が少し手間に感じるかもしれませんが、スマホアプリ・PCツールともに使いやすく、注文にかかる時間は1週間で5分程度です。