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連続予約注文には逆指値ができない!というデメリットがあります。
これって結構大きなデメリットかも。
でも、工夫すれば逆指値のように注文を入れることができるんです!
まずパソコンのクイック発注ボードを開きます。
(スマホでも注文できますが、手間が段違いなのでPCでの作業をおススメします)
米ドル/円を例にしてみましょう。
100pipsの決済幅で買い注文を入れたいと思います。
現在107.804円です。
それより上の108.0円に買いポジションをとろうとすると、逆指値になるため注文できません。
この状況で、108.0円から109.0円の100pips幅での買いポジションを連続予約注文で行います。
まず、108.0円で売りポジションをとります。
これなら指値注文の形になるので、問題なく注文できます。
このポジションは後につなげるだけの捨て注文です。
なので、最小幅で損切設定をしておきます。
ほんのちょっと損しますが、逆指値をするためのコストとでも思って割り切りましょう。
マネーパートナーズは約定力が強いので、滑ることなく最小幅での約定をしてくれます。
利食いや損切りの数値を入力する際、マウス操作すると1pips(0.01円)ごとの入力になりますが、キーボードで入力すると0.1pips単位(0.001円)まで入力できます。
もし1,000通貨での注文なら、1回のロスが10円→1円になります。
ちなみに損切りは1円でもイヤ!という方は、普通に利食い設定をしてももちろん構いません。
注文したい値で売り注文をしていれば有効ですので、両建て状態になりますが利食い設定でOKです。
(利食いと損切り両方を設定することも可能です)
ここが本番です。
2回目の注文は1回目の注文を基準にするため、それ以下(同価格を含む)なら指値として認識されます。
なので、2回目は108.0円で買い注文を入れることができます。
連続条件を「前注文の新規約定時」とします。(ここ忘れやすいので注意)
利食い幅は希望する利食い幅で、今回は100pips、損切はしません。
途中で入力を間違えてしまったら、注文種類の「連続予約」の部分を別のものにしてから元に戻すとリセットできるようになります。
連続条件を「前注文の利食い約定時」にします。
他は2回目と同じなので触れる必要なし。
あとは「続けて注文を入力する」のボタンをクリック連打!
)))))○ ̄ー ̄)〇≡〇≡〇≡〇≡〇≡〇))連打連打!
20回目まで行ったら「連続予約を完了し発注する」で完成です。
少し手間でしたが、逆指値での注文ができました
最後に「連続予約注文照会」で確認しましょう。
2番目の注文が「新規」、3番目以降が「利食い」になっていますか?
連続予約注文の逆指値はこのような手順が必要になります。
1回だけなら簡単ですが、ポジションごとに注文をしなければならないので少し手間ですね。
他社の自動売買システムは基本これよりは簡単なので、デメリットに感じてしまうかもしれませんね。
しかしこの方法なら、連続予約注文のデメリットである逆指値注文を解決し、メリットであるスプレッドの狭さや安定する約定力の恩恵を受けることができます。
ちなみに、どうして逆指値が使えないかは想像に任せるしかありませんが。
※これは勝手な想像であり確証はないことを始めに前置きしておきます。
リピート系自動売買の先駆けはマネースクウェアの『トラリピ』です。そしてそのシステムで特許を取得しています。
その後システムの優秀さが広まったためか、類似の自動売買システムが各社からつくられました。
しかしそこは先駆者も黙っておらず、2015年マネースクウェアは外為オンラインの『サイクル注文』『iサイクル注文』に対して特許侵害の裁判を起こしています。
そういう経緯もあって、他の自動売買システムはあえてトラリピと違うところを残して「うちはトラリピとは別物ですから」というアピールをしているのではないかと思います。
ちなみに普通の注文だと逆指値はできます。
なぜか連続予約注文にした時だけできなくなります。
不自然ですよね。システム的にできないとは思えません。
連続予約注文で逆指値は、今後も改善はしないんじゃないかなというのが私の勝手な想像です。
現状いまの方法で手間がかかる以外のデメリットはないので、このまま連続予約注文を使い続けようと思います。
連続予約注文はコストに優れ、いざという時の約定力も強いため、この面倒な方法を我慢するだけの価値があります。
手間をとるか、コストをとるか、だね!