こんにちわ。連続予約注文をメインに運用している浅葱です。
皆さんは証券会社を選ぶ際、どこを重視して決めますか?
キャンペーンにつられて?
スワップポイントが高いから?
それもアリだと思います。
しかし証券会社を選ぶ際、スワップポイントや手数料は重視されますが、約定力を考えて選んでいる人は少ないのでは?
証券会社によっては急激な暴落がおこった場合、証券会社のシステムが追い付かず注文エラーになることがあります。
注文が大きくすべったり(スリッページ)、そもそも注文がされずに飛んでしまったりすることも。
約定力とは
約定力(やくじょうりょく)とは約定率(やくじょうりつ)・約定能力(やくじょうのうりょく)ともよばれます。
FXで約定とは注文が成立することをさします。
約定力は注文をだしてから成立するまでの速度の滑り(スリッページ)の少なさや約定拒否が少ないほど約定力が高いといえます。引用元:FX用語集
FX自動売買ではロスカットされないようにきちんと証拠金やポジション量を管理していた場合は暴落は逆に大収益のチャンス!となりますが、このようなエラーがおきるとチャンスを逃したり、想定しない損失になることも。
そうならないように、約定力もしっかり見ていきましょう。
Contents
2019年年始早々大暴落!急激な円高でロスカット報告続出!
2019年は1月3日からもう大暴落でした。

(画像は当時のユーロ/円の一時間足です。他のクロス円通貨でも似たようなチャートでした。)
相場に理解の浅い僕でもわかるくらいに円高の予兆は出ていたのですが、「2019年は円高になるだろうな!」くらいの認識で、こんなに急な動きになるとは予想していませんでした。
Twitterでの続々と出てくるロスカット報告が恐ろしいです。かくいう僕もポジションの持ちすぎで危なかったので他人ごとではありませんでしたから。
証券会社ごとの暴落時の約定状況は?
僕はマネーパートナーズの連続予約注文、そしてアイネット証券でループイフダンという2つのFX自動売買を運用しています。
それぞれがどうだったかを見てみましょう。
連続予約注文 マネーパートナーズの約定状況

当時の約定状況です。
連続予約注文では3000通貨を100pips利確幅で運用していたので決済益は1ポジション3000円です。
きれいに3000円の利益が出ていますね。
一際大きい額の注文は連続予約注文ではない指値決済でのもので、こちらの利確幅はそれぞれ100pips、100.1pips、100.2pipsです。
こちらもすべりは全くありません。
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マネーパートナーズ公式サイトより引用
マネーパートナーズは約定力を強く押し出しているため、今後も企業方針として力を入れていくことでしょう。
約定力は証券会社を選択するうえで軽視されがちですが、こうした事態になって初めて良さが分かります。
ループイフダン アイネット証券の約定状況

同じ時間のループイフダンです。
ユーロ/円のS120・1000通貨で運用しているため、決済益は1200円になるはずです。
しかし結果は・・・すべって約定していますね。
しかも約定されなかった注文もあるようです。
修正対応は赤枠のところでしょう。約定価格と時刻がバラバラですし。
毎回このようなことがあるわけではありませんし、その都度対応をしており改善が見られます。
しかしこういった不慮の事態にすべったり約定しなかったりするのは少し不安がありますね。
トライオートFXの約定状況
トライオートFXは発注エラーとなったようです。
こちらのサイトで説明されていました。
僕はトライオートFXをやったことはありませんが、トライオートETFの経験があります。
そしてやはり稼働停止を経験しています。
しかも手動で修正しないといけないんですよ。自動復帰しません。
運用経験の浅い人ならやり方が分からず困るかもしれません。
約定力は想像以上に重要
約定力が弱いと、
- すべって約定してスワップポイントを食いつぶすほどの利益減少になる
- 新規注文がスルーされ機会損失になる
- 決済注文がスルーされ利益が減る恐れもある
- 損切りの逆指値注文がスルーされ大損害
などの可能性があります。
約定力が高いというのは、「なんとなく安心」とか「しっかりしてるな」くらいの印象を持つ方が多いと思われます。
実際証券会社を選択する際、スワップポイントだったり手数料やスプレッドなどのコスト面だったりが重視されがちです。
ですが約定力が低い会社で運用していると、暴落が起こった際に注文が通らない、スプレッドが広がりすぎて大損害、などが起こりえます。
約定力の差は、有事の際大きな差になるのです。
自動売買は特にポジションを常に保有している状態のため、手仕舞いができるデイトレと違い暴落のあおりを強く受けます。
しかしスキャルピングをする方は約定力の強いFX業者を重視しますが、自動売買での運用では重視されない傾向があります。
というかFX自動売買を扱う業者自体が約定力を重視していないのではと思うことすらあります。
自動売買システムがあり、かつ約定力に自信のある業者はマネーパートナーズくらいなのではないでしょうか。
暴落はしょっちゅう起こることではありませんが、長期運用なら必ず起こることとして想定しておかなくてはいけませんね。

