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浅葱(あさぎ)
ライフソリスト
会社辞めたい!面倒な人間関係から抜け出したい!→投資や副業にチャレンジして約5年でFIRE達成。
ストレスフリーなシンプルライフを満喫する、おうち大好き北海道在住のインドア40代。
FIREするために実際にした行動や投資・副業・節約などを発信します。

「投資のメソッド」は金(ゴールド)リピート売買の教科書【感想レビュー】

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金CFD運用の教科書!投資のメソッド感想レビュー

投資関係の本って書店に行けばたくさんありますが、

「ローソク足を使いこなす!」
「ボリンジャーバンドの活かし方!」
「MACDを読み解け!」

といったテクニカル関係の本ばかり目に付きます。

本当に初心者向けの本ってないの?

そんな中、この『投資のメソッド』は、初心者向けのリピート売買の教科書といえる本です。

特に“1日10分の積み重ね”な運用が、忙しい現代人にもピッタリな方法。

一般人が持つ「常にパソコンに張り付いてチャートを眺めている」という投資家のイメージを良い意味でくつがえしてくれる内容でした。

実は自分もこれを参考に金のリピート売買をしており、半年で10万円以上の利益を出しています。

(※追記:1年で20万円を超えました!)

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この本に書かれている内容
  • すき間時間でできる金投資
  • 安全性が高い運用方法
  • 誰がやっても同じ結果ができるリピート売買のメリット
目次

「投資のメソッド-アイドルのわたしでも。」はこんな内容

ちびあさぎ
ちびあさぎ

表紙からはどんな種類の運用なのか全く分かりませんが?

浅葱
浅葱

内容は金(ゴールド)の運用です。

「投資のメソッド」は乃木坂46の高山一実さんと、マネーパートナーズ元社長の奥山泰全さんの共著です。

奥山さんがやり方を教える先生で、運用は高山さんが200万円を半年かけて行っています。

全編お二人の対話形式で進んでいきます。

なので読みやすい!

サブタイトルに「アイドルのわたしでも。」なんて入っていることからも、投資をやったことない人向けの本だと分かりますが、どんな人が読んでもわかりやすい内容になっています。

まぁこのサブタイトルや「1日10分の積み重ねで200万円が1億円になる!」というコピーは、逆に胡散臭く感じる層も出てきそうですが・・・中身はしっかりしたものです。

誰でもできる一般的な手法を使っている

書かれている手法は一般的なリピート売買(グリッドトレード)。

等間隔で買い下がるだけです。

怪しげな謎の投資法ではなく、昔から知られている手法なので安心感があります。

古くから現在まで結果を出し続けている運用法なので、2017年発行の書籍ですがいつでも通用する内容です。

それと単純なので分かりやすいですね。

完全な初心者でも大丈夫

「日経平均も、ローソク足も、チャート分析も、知らなくても大丈夫」と表紙帯にありますが、本当に大丈夫です。全く使いません(笑)

具体的な金額まで書いてある

これが大きいポイントだと思います。

実際の収益はもちろんのこと、

  • 1枚当たりの目安資金
  • 元手から割り出す運用可能枚数
  • 仕掛け幅
  • 利確幅

これらが実際の金額や数値で書かれています。

いくらなのかは本誌で見てね!

もちろんその割り出し方も説明されているので、元手資金や現在の金価格が違ってもマネして運用が可能です。

この部分のために購入するのもアリかと思います。

特に目安資金運用可能枚数はリスクと直結するので、運用で失敗しないように初心者~中級者はしっかり目を通してほしい部分です。

いつ始めても良い

元手資金に対する安全に運用できる枚数が分かるので、金価格がいくらになっていてもリスクを抑えて始められます

運用の素人が必ずといっていいほど口にするのが、

「今は値上がりしているから始められない」
「下がるまで待つ」

とか言って始めないパターン。

こういう人っていざ下落しても怖くなって始められないんですよね。

(逆に下落時に本気出せる人は相当センスある人だと思います。)

そもそもいつ値上がりするか下がるかなんてプロでも分かりません!

この本で割り出した目安運用枚数を元にすればリスクを抑えて始められます。

またグリッドトレードは含み損を利益に変えていく、という表現もできる手法。

現在の金価格にかかわらずいつからでも始められます。

金の特性がわかる

金は「安全資産」と呼ばれているため、かつては金の運用といえば値が変わらないイメージを持ってました。

大金を持った資産家がヘッジのために保有しておくみたいなイメージ。

ですが金はインフレ資産であり、株価指数のように上昇していくものだと分かりました。

何故上昇すると言える?それは本誌でのお楽しみ。

他にも金の投資目線での特性が書いています。

露骨な宣伝がない

マネーパートナーズ元社長(当時は現役社長)が著者なんだからてっきりマネパの口座開設に誘導すると思ったのに・・・

あくまでも投資の手法と実際のやり方を解説している本で、それ以外の余計なことは書かれていません。

逆にこの本を読んで「金投資がしたい!」と思った人が次にどうすればいいのか、不親切なレベルで口座開設の誘導がありませんでした(笑)

金リピート売買おススメの証券会社は?

わたくし浅葱はすでに持っていたGMOクリック証券で金CFDのリピート売買をしています。
一方マネーパートナーズもCFDのスプレッドを改善していて、現在ではGMOと並んで最安クラスです。
それぞれ特徴がありますので、お好きな方で運用しましょう。

個人的に、
こまめな運用が得意な方はGMOクリック証券が、
手間をかけずに運用したい方はマネーパートナーズが

向いていると思います。

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読んでみて気になった点

気になった点もいくつか。

実際に金運用をしている身から見て、ちょっと足りないな、と思う点とそれに対する補足を挙げてみます。

金利調整額(スワップポイント)の記載がない

金は買いポジション(ロング)でマイナススワップです。

この記載はありませんでした…

※マネーパートナーズでは「スワップポイント」の表記ですが、他の証券会社の場合「金利調整額」などの表記をされる場合もあります。

スワップポイントとは、2つの通貨間の金利差。日をまたいで保有すると発生し、金利差に応じた金額をプラスなら受け取る・マイナスなら支払う必要があります。

上記にある通り金は上昇していく相場なので、なるべくなら買いでの運用をしたいもの。

でも買いポジションはマイナススワップが発生します。

相場環境によって長期保有させられる場合は不利になることも。

初心者はこれを恐れて売り(ショート)運用を混ぜたり、膨れていくマイナススワップに我慢できずに狼狽売りしてしまうかもしれません。

それでなくても知らずに運用を始めて、どんどんマイナススワップが付いたら初心者は怖くなってしまいますよね。

マイナススワップが発生することはしっかり知識として認識しておかないといけません。

先ほども少し触れましたが、金価格は長期的に上昇します。
金CFD運用は基本買い目線での運用を考え、マイナススワップは気にしないのがベストです。
(マイナススワップは微々たるものなので、トータルの運用には大きな影響を与えません。)

浅葱の運用結果では、どれだけ金利調整額の影響があったかも記録しています
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含み損を抱える説明なし

高山さんは半年の運用で、合計損益が-15万円で本誌が終わっています。

この数字だけ見せられると印象が悪くありませんか?

これは運用途中なので当然の結果なんです。

むしろリピート売買(グリッドトレード)は常に含み損を抱えながら運用する投資法
なので、たった半年という短期間での合計損益(決済益+スワップ+含み損)はマイナスになっているはのが普通です。

でも説明が無いと運用のことが分からない素人が見たら「運用失敗かな?」なんて勘違いしてしまうかも。

もちろん利益だけを表記するよりは好感が持てますが。
その辺の説明はもう少しあってもよかったかな。

下がったほうがポジションが増えるからうれしくなる、等の表現はありましたが。

ちなみに高山さんの決済益を書き出すと、半年で約11万円です。
200万円の運用なので年11%ペース。こう書くととても良い成績です。

利確幅はてきとう

仕掛け幅や購入可能枚数はきちんと計算しているにもかかわらず、利確幅(決済幅)は適当。

「投資の練習という意味では売れる回数が多いほうがおもしろいし勉強にもなるので」

なんて理由で決めています。

経験上金相場は結構激しく動くので、もっと広い値幅のほうがいいんじゃないかなぁと思うんですが…

利確幅はリスクには全く影響せず、単純に利益に直結する値です。

狭すぎたり広すぎたりしても運用リスクは変わらないので、大丈夫といえば大丈夫ですけどね。

もちろん利確幅に正解はありませんので、運用するタイミングでいろいろ試してもいいとは思います。

税金について書いてない

税金については全く触れていません。

リピート売買は決済を積み上げる運用法のため、決済益に税金を支払う必要があります。

決済益に対してかかり、含み損と相殺はされません。

年間20万円を超えるとサラリーマンでも確定申告をしなくてはなりません。

正直確定申告は面倒なものという印象が強いので、このために投資をやりたくない人もたくさんいますからね、もったいない話ですが。

投資ができる程度の知識がある方なら確定申告はたいした手間でもないので、怖がらずにチャレンジしてほしいと思います。

20万円利益を得てからかんがえてもいいんじゃない?

目からウロコ!投資の大切なこと

金の売買以外にも、投資をするうえで大切なことがいくつか書かれています。

その中で印象に残ったことをピックアップします。

玉帳 記録の大切さ

玉帳とは売買記録のこと。自分が何月何日にいくらで買った、などの記録です。

自分の売買記録を付ける、これが「素人とプロを分ける」とまで表現されています。

これ、自分も経験があります。

このブログを始めるために運用を記録し始めたのですが、振り返ってリスクのとりすぎが分かったりなど、スルーしていた重要なことに気づくことが何度もありました。

投資をしている方は、証券会社のデータだよりにせず、自分でもメモなりエクセルなりで記録を付けることをおススメします。

歯を磨くように投資する

毎日欠かさずに継続することの大切さでもありますが、それ以上に、運用に時間をかけないことがポイント。

はみがきにかける時間なんて1日でもほんの数分ですよね。

ニュースを見たりもしなくていい。新聞を読む必要もない。PCに張り付いているなんてもってのほか!

お金に縛られず、お金に仕事をさせる。

趣味で運用するならともかく、時間を無駄にする運用をしない大切さが書いてあります。

またこれも経験があるんですが、常に運用を意識してしまうとついポジションをとりすぎたり買いたくなるポジポジ病を発生させがち。

相場に張り付いていないほうが運用成績もよくなったりします。

感想

対話形式で進む本誌は読みやすく、投資の入り口として良書だと感じました。

最初に始める運用といえばiDeCoやNISAを思い浮かべる人も多いのですが、あれって税金のメリットがピックアップされているだけで、実際NISAでゴミ株つかんで損してる素人も多いですからね。

個別株運用って、FXやCFDよりも難しいですよね。
ロスカットがないだけで…

大事なのは運用の仕方。それについて書かれている本書は初めての運用の教科書といってよいのではないでしょうか。

初めてが金の投資って人もそういないと思いますが、アリだと思います。

あと乃木坂46の高山さんにも好感が持てました。パートをする母の話とか。しっかりした考えの方だと会話からも伝わってきます。

アイドルを広告塔にする売り方に拒否反応をしていた自分が恥ずかしい!
(/ω\)

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