金の投資ができる証券会社はいろいろあります。
でもそれぞれ特徴があり、どれがいいのか悩みの種。
そこで金CFDが運用でき、リピート売買におススメの証券会社をここで紹介します。
Contents
金CFDの口座 選ぶポイントは?
証券会社を選ぶポイントはいろいろありますが、一番重要なのはコストがかからないこと!
そのうえで、ツールの使いやすさ・わかりやすさや、取扱銘柄数を考慮に入れて決めましょう。
コストが安いところを選ぶ
コストは、
- 手数料
- スプレッド
- 金利調整額(スワップポイント)
の3つで決まります。
このうち、金CFDはほとんどの証券会社で売買手数料が0円なので、残りのスプレッドと金利調整額で差が出ます。
スプレッド
スプレッドとは、買値と売値の差。

この差が大きいほど一回当たりの売買に余計なお金がかかります。
スプレッドは常に変動しますが、証券会社各社で一定の目標値を出しています。
金利調整額
金CFDでは買いポジションを日をまたいで保有するたびに、一定のコストを支払う必要があります。
これが「金利調整額」です。
売りポジションの場合はこれらを「もらう」ことになります。
しかし金相場は基本的に上昇相場ですので、売りポジションでのトレードは初心者にはおススメできません。
ですのでこの金利調整額が小さいほどコストがかからないとみて良いでしょう。
ツールが使いやすいところを選ぶ
リピート売買は細かい注文を何度も入れていくため、ツールの使いやすさ・分かりやすさも大事になってきます。
リピート売買はテクニカル分析をする必要がないため、高度なことができるツールは必要ありません。
なるべくシンプルな作業で注文できるツールがベストです。
また自分の利用環境に応じて、スマホで便利なツールを選ぶか、パソコンで注文しやすいものを使うかも変わってきます。
その他の選択ポイント
上2つよりは優先度は落ちますが、取扱銘柄数も見ておきたいポイントです。
金は「安全資産」と呼ばれるように、株価が暴落したときに値上がりしやすい傾向があります。
ですので株価指数CFDを運用したい場合、同じ口座で運用できる証券会社を選ぶと暴落時のヘッジとしての機能が期待できます。
ただし銘柄数が増えるほど複雑になっていくので、初心者は逆に銘柄数を抑えたところでの運用が良いかもしれません。
金CFDリピート売買のおススメ証券会社
GMOクリック証券
- 銘柄名:金スポット
- スプレッド:0.4pips
- 金利調整額:-4~11円
※スプレッド・金利調整額は変動します
使いやすい取引ボード
スマホアプリ有
個別にロスカットレートを作る安全設計
デモトレードができる
ハイレバレッジ型ETF(金ブル2倍ETF・金ベア2倍ETF)がある
注文期限が短い
自動ロスカットレートが狭すぎる
コストを考えたらココ!
GMOクリック証券は初心者でも使いやすい口座で、取扱銘柄も多く、CFD運用をするなら抑えておきたい証券会社です。
金のスプレッドが0.4pipsと狭い点が一番のおススメポイント。
リピート売買では繰り返し何度も注文するため、スプレッドの狭さは他とのコスト差として大きく変わってきます。
デモトレードもできるので、まずは使ってみて慣れてから本運用という流れにできます。
取引ツールも使いやすく、スマホアプリもあります。
アプリは外出先でも簡単に注文を入れることができるので、相場状況によっては数時間で約定する金のリピート売買には最適です。
ロスカットのシステムが特殊
またGMOは「セーフティバルブ」という方式を採用。
これは建玉ごとにロスカットレートを設定する方法で、一般の方式のように暴落時に全ロスカットとならずにポジションごとにロスカット判定がされます。
ただしこのロスカットレートは注文時に自動で設定されます。
そしてその値が狭すぎ!
実はほんの少しの値動きでロスカットされてしまう値に自動で設定されてしまいます。
もちろん手動で変更は可能。というか必須ですね。
注文後に個別に手作業でロスカットレート変更を余儀なくされるという面倒なシステムでもあります。
注文の期限が短い
もう一つの欠点は注文期限が最大で「翌週末」までしかできないこと。
2週間ごとに注文のし直しを迫られます。
ロスカットレートの変更と注文期限の更新、この2つを設定しなおすことが大事。
その分コストは最優秀。
マネーパートナーズ
- 銘柄名:Gold/USD
- スプレッド:0.9pips
- スワップポイント:-0.11ドル
※スプレッド・スワップポイントは変動します
約定力が高い
ゴールドレポートなどのサポートが厚い
商品CFDが2銘柄しかない
発注ボードが使いやすい
連続予約注文や代用有価証券などでFX取引には有名なマネーパートナーズですが、商品CFDはゴールドとシルバーの2種類だけです。
とはいえ金のリピート売買をするなら十分。
発注ボードは使いやすく、PCメインで注文するなら便利。
注文の有効期限も当日/週末/無期限で設定でき、注文の手間はGMOより簡単です。
約定力が安心
また約定力が強く、暴落時などもしもの時に安心。
相場の急変時はスプレッドが急拡大するなど、思わぬ損失につながりますが、約定力が強いと滑り約定などの事故が起きずに安全に取引できます。
平常時のスプレッドやスワップポイントは各社の中間くらいですが、暴落時には一番安定します。
その他のサポートも
会員には金相場の分析がされた「ゴールドレポート」が毎日2回も届きます。
その他のサポートも厚く、運用経験自体が無い全くの初心者にもやさしい口座です。
マネーパートナーズの口座を開設すると、「投資のメソッド」をもれなくプレゼント!(期間限定)
- マネーパートナーズの口座を開設(無料)
- 開設後にキャンペーン申込み(申込が必要)
- 期間内にFX口座に10万円以上の入金(取引は不要)
口座開設はこちらのバナーをタップ・クリックしてください
※金CFDの口座は、FX口座開設後にホームページから開設(即時開設)になります
※マネーパートナーズの口座開設方法はこちら↓でも解説しています

DMM CFD
- 銘柄名:GOLD/USD
- スプレッド:1.2pips
- スワップポイント:-4円
※スプレッド・スワップポイントは変動します
スワップポイントが小さい
スマホツール有
スプレッドは広め
バランスの取れたシステム
DMM CFDの取扱銘柄数は7つ。程よい数です。
うち株価指数のCFDが4つあるので、金CFDをヘッジとして同口座内で運用できます。
発注ボードは使いやすく、上記で紹介した中では一番リピート売買がやりやすいですね。
またスマホツールも完備。アプリではないのでダウンロード不要です。
スプレッドが少し広めなのは玉に瑕です。
【上級者向け】金CFDの証券会社
ここで紹介する上級者向けの証券会社は、初心者や金のリピート売買にはおススメしません。
- 売買手数料は無料だが、為替手数料はかかる
- 銘柄数が多すぎる
反面スプレッドがとても狭く、高機能のツールも完備していて、デイトレードやテクニカル分析を多用する方には最適です。
サクソバンク証券
サクソバンク証券は9000以上のCFD銘柄数があります。
金のスプレッドが0.18pipsと非常に狭く、デモトレードもできます。
50オンス以下の取引にミニマムチャージという手数料が別途かかります。
IG証券
17,000以上のCFD銘柄数があります。
スプレッドは0.3pipsと狭く、デモトレードも完備。
ノックアウトオプションにより少ない資金で損失も限定したトレードができます。
自動売買で金CFDを運用できる証券会社
番外編です。
リピート売買がちまちましてめんどくさい!
FXの自動売買みたいにCFDも自動売買のシステム無いの?
という方には、こちらの方法があります。
インヴァスト証券
インヴァスト証券には「トライオートETF」という自動売買のシステムがあります。
その中の「SPDRゴールドシェア」という銘柄が、金の運用になります。
リピート売買は注文の手間がかかるので、完全に自動でおまかせしたい場合はこのようなシステムを利用するのも良い方法です。
コストと使いやすさが選択のカギ
今回メインに紹介した「GMOクリック証券」「マネーパートナーズ」「DMM CFD」はどれも初心者でも使いやすい証券会社です。
その中でもコストを優先するならGMOクリック証券で運用するのがおススメ。
しかしGMOでの運用は注文の期限とロスカットレートの手動変更が手間になるので、使ってみて面倒だと思ったら無期限で発注できるマネーパートナーズやDMMに移行するのも良い方法です。