マイナンバーカードが無くてもe-TaxできるID・パスワード方式。
ID・パスワード方式を行うためには、一度IDを貰うために税務署へ足を運ばなくてはなりません。
今回はe-Taxに2018年分申告から新たに追加された『ID・パスワード方式』を利用するため、IDとパスワードの交付のために税務署に行ってきた話をします。
これでマイナンバーカードもカードリーダー購入もなしにe-Taxを利用できるようになります。

手続きは10分程度で済みました
e-TaxのID・パスワード方式とは

ID・パスワード方式なら申告データの送信にマイナンバーカードが無くてもOK。
大きなメリットですね。
ちなみにこの制度、適用は平成30年分からの申告からですが、IDとパスワードの取得は昨年の確定申告時期にはできるようになっていたみたいですね。
税務署に行く面倒の解消と、税務署職員の手間軽減と、win-winのいい変更ではないでしょうか。
またこの方式はマイナンバーカードが普及するまでの暫定措置という位置づけです。3年をめどに見直される予定です。
(※2022年度もID・パスワード方式は使用可能です)
ID・パスワード方式による改善ポイント
マイナンバーカードの取得不要!
マイナンバーカードには様々なメリットがありますが、そもそも必要としていない・取得していない人も多いです。
e-Taxでマイナンバーカードが必要なくなるのは便利になります。
カードリーダー購入不要!
マイナンバーカードだけでも面倒なのにさらにカードリーダーを買わないといけないとか重ねて面倒です。
普段使う人は少数派だと思うので今までは年1回のためにカードリーダーを買う必要があったというわけです。
そこまで高価なものではありませんが、間違いなくe-Tax普及の障害の一つです。
しかもカードリーダー動作のために動作アプリをダウンロードする必要がある場合があるなど買っておしまいというものでもなく、PCに詳しくない人にはさらにハードルが増える結果になることも。
スマホでも確定申告!

ID・パスワード方式はスマートフォンでも可能です。
パソコンがなくスマホをメインで使うという人は増加していますからね。
e-Taxならそのまま送信して提出できます。便利になると思います。
e-TaxのID・パスワード方式を使うための事前準備
税務署でIDとパスワードの交付を受ける必要があります
ID・パスワード方式を使うためには、事前に税務署へ行きIDとパスワードの交付を受ける必要があります。
交付に必要なもの
税務署で交付時に必要なものは本人確認書類(運転免許証など)のみです。
これだけです。
印鑑等は必要ありません。

ただ、後述する“パスワード”はあらかじめ決めていくことをおススメします
かかる時間は?
所要時間は5~10分ほどです。
人によっては仕事中の昼休みに行けるかもしれないですね。
しかし混雑時の待ち時間がある場合など時間がかかる場合もあります。
実際に税務署に行ってきました!
受付時は「e-TaxのIDとパスワードをもらいにきました」でOK。
その後パソコンのある場所に通されます。
パソコンで入力
以前使っていたか
過去にe-Taxを使ったことのある方はまず『利用者識別番号』を入力します。
初めてなら空欄でOKです。
住所やメールアドレスの入力
次に氏名、住所、電話番号、そしてメールアドレス(任意)の入力です。
職業記入欄もありましたが、「会社員」「自営業」などの記入でも可。
パスワードの入力
パスワードは8文字以上で半角英数字です。
IDは自動で交付されますが、パスワードは自分で決めます。
あらかじめ決めておかないとここで時間を食うかもしれません。

ゲームの名前を決めるのに時間がかかるタイプの人は注意ですよ
秘密の質問
これはパスワードを忘れてしまったときのものです。
「卒業した小学校は」とか「好きな映画は」とか何種類かの中から選んで答えるというよくあるやつです。
すぐに答えられるものがいいでしょうが、わざと脈絡のないものにする人もいるみたいですね。(「好きな食べ物は?」→「自転車」とか)
印刷して終了
パソコン入力が終わると接続してあるプリンタでIDとパスワードをすぐ印刷して終了です。

本人確認書類の確認
最後に本人確認書類(運転免許証など)の確認をされました。
普通最初にするんじゃ・・・とも思いましたが、入力した住所等との精査のためだったのかもしれませんね。
まとめ
これでe-Taxをマイナンバーカード無しでできます。
手続き自体はとても簡単!
トータルで10分かからないくらいの時間です。
マイナンバーカードもカードリーダーも持ってない方はやってみてはいかがですか?
私の時も端末使用中のため少し待たされ、税務署の滞在時間は20分ほどかかっています。