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浅葱(あさぎ)
ライフソリスト
会社辞めたい!面倒な人間関係から抜け出したい!→投資や副業にチャレンジして約5年でFIRE達成。
ストレスフリーなシンプルライフを満喫する、おうち大好き北海道在住のインドア40代。
FIREするために実際にした行動や投資・副業・節約などを発信します。

FIRE・リタイアの生活防衛資金いくら必要?金額と預け先の決め方とは

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生活防衛資金いくら

生活防衛資金、いくら必要ですか?

投資をする前に取り置かなくてならない「生活防衛資金」

しかしそのよういする金額が人によって幅がありすぎてどれを参考にすればいいのかわからなくなります。

FIRE・リタイア希望者はどれだけあっても不安、でもたくさん用意すると時間がかかりすぎるって悩みもありますね。

生活防衛資金がいくらあればいいのかという悩みや、防衛資金を用意する以上に大切なことについて説明します。

この記事でわかること
  • FIRE・リタイア希望の生活防衛資金の目安
  • 生活防衛資金の最適な預け先
目次

生活防衛資金とは

いままでの生活水準を落とさずに暮らしていけるだけの資金を準備しておかなくてはならないわけです。

いざ、会社がつぶれても枕を高くして寝られる安心感を確保するためにこれは絶対に必要なおカネです。

この資金のことをこの本では「生活防衛資金」と呼びます。

木村剛著「投資戦略の発想法」講談社刊 より引用

簡単に言えば「生活防衛資金」とは、何かあった時のためのお金です。

「急に病気になって大きなお金が必要になった」
「リストラにあって転職先探すまでに食いつなぐ必要がある」

などの突発的な事態に対応するための貯金です。

資産運用する場合は生活防衛資金を別に取っておいて、余った資金で運用するのが基本です。

何かあった時のためのお金を貯めておかなかったり、資産運用に使ってしまいいざという時に使えなかったりしないように、すぐ使えるように準備しておくのが重要です。

生活防衛資金はいくら必要?

さて「生活防衛資金いくら必要?」ですが・・・

人それぞれというしかありません。バラバラです。

「生活費の半年分くらいかな?」
「500万円以上は必要だよ」
「生活防衛資金なんていらないよ」

というのも、生活防衛資金は家族構成やその家庭の生活費によって大きく左右されるものだからです。

バラバラで当たり前なんですね。

目安としては、生活費の3か月以上を用意しておくと安心です

ただし、家族がいる場合や大きな出費の予定がある場合(結婚式、車を買う、など)は、多めに用意しておく必要があります。

逆に会社に勤めている若い人ならより少なくても良いかもしれません。

生活防衛資金を多めに用意するメリットと少なくするメリット

生活防衛資金が潤沢にあると、いざという時にも投資を切り崩す必要がありません。

相場が下落基調になった時に必要に迫られて切り崩す、なんてことも起こりませんね。

一方若い人なら生活防衛資金が少なくしてその分投資に充てる資金を多めにするというのも有効な方法になるかもしれません。

それぞれの生活に合った生活防衛資金の考え方で、柔軟に用意していきたいですね。

生活防衛資金が無い場合

まだ生活防衛資金が用意できてない場合は、投資を始める前に準備しておく必要があります。

まずは節約などでお金を貯めることを優先しましょう。

生活防衛資金は運用元手を切り崩しても良い

生活防衛資金は「投資に回さないお金」であり、機会損失でもありますね。

必要になった時にすぐ使えるように、生活防衛資金の預け先は預貯金が基本。

しかし投資せずただただ貯金しておくというのはもったいないと思うもの。

ですが、必ずしも生活防衛資金は投資に回してはいけないお金ではないのです。

生活防衛資金は運用資金を切り崩しても良い

  • 当座の生活に必要なお金(例えば生活費3か月程度)を銀行の普通預金に置く
  • 残ったお金をリスクをとってもいいと思う「リスク運用マネー」と、元本割れを想定せずに済む「無リスク運用マネー」に分ける
  • 大きな支出の必要が生じたら、「リスク運用マネー」あるいは「無リスク運用マネー」のいずれかを「躊躇なく」部分解約してこれに充てる

山崎元 全面改訂 超簡単 お金の運用術より

山崎元さんはインデックス投資専門の方ですが、投資全般に関して素人にもわかりやすい運用を書いた著書が多くあります。

生活防衛資金について山崎さんの考えはこのようになっていました。

相場下落時に解約すると損をするインデックス投信をされる方から見ても、機会損失や株価上昇性を考えれば生活防衛資金は少なめでも良いという考えです。

もちろん運用中のお金を必要に迫られて切り崩すと、相場環境によっては損をしてしまうことがあります。

しかしそれを考慮してなお、生活防衛資金は少なめにして、運用せずに眠らせるお金を生まない方が広い目で見てメリットが大きいと考えられています。

9割のリスクは起こらない

突発的な支出は人生では必ず起こると想定しています。

特にFIRE・リタイア希望者は労働収入がある人よりも多めの防衛資金を持っていたほうがいいと考えます。

しかしめったに起こらないことに必要以上に準備して金銭的・時間的ロスを生むわけにはいきません

あなたの過去の生活において突発的な支出がどれだけありましたか?

それがあなたにとっての生活防衛資金額です。

生活防衛資金より大切な真の生活防衛方法

さてそれでも大きな支出への不安は消えませんし、生活のためのお金が全くないのも困りもの。

ここでは「生活防衛費いくらにする?」なんて机上の空論をするよりも具体的な生活防衛対策を考えてみましょう。

切り崩しやすい運用先を作る

全ての運用を株や投信などにすると、株価暴落の際に切り崩す必要に迫られると大きく損をします。

そこで一部をいつ切り崩しても損失の少ない運用先にしておくとダメージを最小限で生活費を捻出できます。

よく聞くのは個人向け国債ですね。いつ切り崩してもマイナスにはなりません。

運用分散・収入分散でリスク対策する

基本ですが、分散投資でリスクを下げておく方法も有効です。

株価暴落が起こってもすべての株が同様に下落するわけではなく、大きく下落するものも小さく下がるものもあります。

その中で大きな支出の必要に迫られても下落幅の小さいものを解約すればダメージは少なくて済みます。

投資に限らず、収入先を複数持っておけば大きなリスク対策になります。すべての収入源が同時に潰える可能性などほとんどなくなります。

生活費の抑制を図る

一番大切なことかもしれません。

生活防衛資金は生活費の○○か月分」と表現されているように、人それぞれ金額が変わってきます。

つまり生活費を抑制すればそれだけ大きな金額は必要ないということにもなります。

生活費を普段から節約していれば大きな防衛資金は必要なく、運用の面でも資金効率が上がります。

まとめ

  • 切り崩しやすい運用先で運用する
  • 収入源を分散する
  • 生活費を抑制する

生活防衛資金は必要ですが、考えすぎても機会損失です。

防衛資金をいくらにするか悩むよりその時間を運用先の分散や収入源の増加に充てて、本当にいざという時が来ても普通に対応できるような資金を確保することに力を入れることのほうが大切ですね。

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