金リピート

【金CFDリピート売買】利確幅(決済幅)の決め方

金CFDリピート売買利確幅決済幅の設定

仕掛け幅の設定(トラップ)を決めたら、次はいくら上昇したら決済するかという『利確幅(決済幅)』を決めます。

利確幅はリスク(ロスカットレート)に影響せず、単純に利益の大きさにつながります。

だから自由に決めてもOK。

正解はありませんので、いろいろ試してみても良いと思います。

しかし利確幅は狭すぎても広すぎてもデメリットが生じます。

また、金相場特有の性質もありますので、以下に説明していきます。

 

リピート売買の利確幅の広さによる特徴

まず、リピート売買(グリッドトレード)全般に共通する特徴をまとめてみます。

リピート売買の利確幅の比較
利確幅狭い 利確幅広い
特徴
  • 決済数多い
  • 1回の利益小さい
  • 保有期間短め
  • 相場がおとなしい時でも利益が出やすい
  • 手数料・スプレッドコストの影響を大きく受ける
  • 決済数少ない
  • 1回の利益大きい
  • 保有期間長め
  • 相場が活発なときに大きな利益になる
  • 金利配当・スワップの影響を大きく受ける

相場の動きによる違い

まず単純に相場がおとなしい時は利確幅が狭いほうが決済数も多くなり有利です。

あまりに広いと決済されませんので。

しかし大きく動く場合は広いほうが有利。

ちょっと比べてみましょう。

ここでは具体的に、金CFD1枚同士で、利確幅(決済幅)を

  • 利確幅1ドル
  • 利確幅10ドル

の2つで比較します。

どちらも1ドル毎に1枚買う設定で、枚数は同じ(リスクが同じ)です。

リピート売買の利確幅の比較

金相場が1ドル動いたとき

狭いほうは1つ決済され、利益1ドルです。

広いほうは決済されません。0ドルです。

金相場が10ドル動いたとき

狭いほうは10回の決済があり、利益10ドルです。

広いほうは1回の決済があり、利益10ドルです。ようやく並びました。

金相場が20ドル動いたとき

狭いほうは20回の決済で、利益20ドルです。

広いほうは11回の決済で、利益110ドルです。大きな差になりました。

当然ですが、相場が穏やかだと狭い利確幅が有利、活発だと広いほうが有利です。

ですが購入枚数が同じ(リスクが同じ)場合、広いほうが利益の伸びが大きくなります。

もちろん相場は一方向に動いているときでも実際は細かく上下しながら伸びているため、狭い利確幅のほうはさらに決済数が増える傾向にあります。

ですが、それでも埋まらないほどの差ができます。

上記の例だと20ドル動いたとき、狭いほうは広いほうに追いつくまで90回の追加決済をしなければならないのです。

大きく値が動いた場合、利確幅の広いほうが大きな利益につながるのが分かります

初心者ほど利確幅を狭く設定しがちなので注意です。

コストの影響の違い

決済すると1回に付き手数料がかかり、さらにスプレッドの分だけ損します。

スプレッドとは買値と売値の差。


この分だけ取引にコストがかかっています。

多くの証券会社で手数料は無料ですが、スプレッドの分コストがかかります。

狭い利確幅は決済数が多くなるため、この影響が大きくなります。

この点でも狭すぎる利確幅は不利になります。

手間のかかり具合の違い

金はそれなりに値動きのある相場です。

寝てる間に下落して新規約定、その数時間後に上昇して決済されノーポジション、なんてこともよくあることです。

ですので利確幅が狭い場合、注文の手間が大変!

毎回注文するめんどくささや、新規注文の取りこぼしの発生など、狭すぎる利確幅にはやはり問題点が出てきます。

 

金利調整額(スワップポイント)による影響

さて、一般的なリピート売買の値幅による特徴を解説しました。

次は金CFD取引特有の特徴です。

金相場は株式相場と同じく一般的に上昇していく相場なので、「買い」での運用がメインになります。

しかし金のCFD取引は買いのポジションにマイナスの金利調整額(スワップポイント)がかかります。

※証券会社により、金利調整額の呼び方が違います。

金利調整額は1枚に付き約10円ほど。

つまり毎日10円ずつマイナスになっていきます。

証券会社によって差はありますが、これくらいの金利調整を考慮する必要があります。

毎日10円程度ですので1年間でも3,650円。それほど大きなマイナスではないのですが、保有する期間が長いほど不利になっていきます。

それに毎日資産が減っていく。精神的にもつらくなってきます。

また利確幅が広いと決済されずに日をまたぐ可能性も上がりますので、有期間が長くなりがちな広めの利確幅ほど金利調整額の影響を強く受けます

狭すぎる利確幅が良くないのと同様に、広すぎる利確幅もまたよくないのです。

 

利確幅にメリハリをつける

狭すぎても広すぎてもダメ!じゃどうするの!
値動きによって幅を変化させる方法があります。
GOLD202006

金は安全資産と呼ばれているだけあって、急下落してもすぐに買いが入りやすい性質があります。

チャートでもV字を描いているところがいくつも見られますね。

この急回復に乗れれば、利確幅を広げても保有期間が短くなるので金利調整の影響は受けづらく、1枚当たりの利益は大きくなります。

ですので浅葱は、普段はある程度狭い利確幅で枚数を縛って運用し、大きな下落で買い下がったポジションは広めの利確幅を設定する、という方法をとっています。

つまり、

普段は3枚まで利確幅10ドルで運用。

穏やかな相場だとこの枚数内で新規と決済を繰り返します。

相場が下落すると保有枚数も多くなります。

4枚以降買い下がったポジションは利確幅を20ドルに上げます。

大きく下落して7枚以上保有したらそこからは30ドルに・・・

といった具合です。

この場合、仕掛け幅も同時に広げるとリスクが抑えられますね。

利確幅に正解はありません。

リスクに影響せず、自分の利益に直結する値ですので、慣れてきたら自由に設定を変化させて自分なりのベストを見つけてみて下さい。