自動売買の解説

【FX自動売買】利確幅の広いほうが利益が増える!?最適な決済幅の取り方

通貨ペア、想定レンジを決めたら次は利確幅(利食い幅・決済幅)を決めます。

 

FX自動売買では同じ通貨量・ポジション数の場合、利確幅によって利益率が変わります。

  • 利確幅を狭くすれば1回当たりの決済益は小さくなりますが決済数が増えます。
  • 逆に広くすれば決済益が大きくなりますが決済数が減ります。

どちらが利益がいいのか気になりますよね。

繰り返す値動きで利益を上げる自動売買ですから、利確幅の狭いほうがたくさん決済して利益の出そうなイメージがありますよね。

ただ一般的にはリピート系自動売買では利確幅はある程度広いほうが利益が大きい傾向があるるのを知っていますか?

本当に利確幅の広いほうが利益も大きくなるのでしょうか?

 

以下に具体的な利益の差を比較します。

細かく相場が動けば小さい幅、大きく動けば大きい幅が有利なのは当然ですが、実際どれだけ差が出るか見てみましょう。

 

FX自動売買 利確幅の大小で利益がどう変わるか比較

設定を同じにして比較します

まず前提として通貨量が多かったりポジションを多くとったりする方が当然利益も大きくなります。

なので比較する場合、同じ通貨量&同じポジション数で比較します。

通貨量とポジション数が同じ場合、利確幅が違ってもロスカットレートはほぼ同じになりますので、リスクは同程度とみなしても構いません。

ここでは具体的に、米ドル/円 1000通貨同士で、決済幅を

  • B10:利確幅10pips(0.1円)
  • B100:利確幅100pips(1円)

の2つで比較します。どちらも10pipsごとに1ポジションをとる設定(つまり数は同じ)です。

 この場合相場が小刻みに動けばB10が有利、大きく動いたらB100が有利だと容易に想像できると思いますが、実際どれだけの差が出るのか比較していきます。

実際の比較 一方向に動いた場合

0.1円(10pips)動いた場合

B10は1ポジション決済され100円の利益です。

B100は決済されません。0円です。

1円(100pips)動いた場合

B10は10ポジション決済され1,000円の利益です。

B100は1ポジション決済され1,000円の利益です。

2円(200pips)動いた場合

B10は20ポジション決済され2,000円の利益です。

B100は11ポジション決済され11,000円の利益です。

決済幅は狭すぎると利益が少ない

1円未満の値動きだとB10の有利、1円以上だとB100の有利になります。

が、そんなことはわかっていたこと!!Σс(゚Д゚с

それより1円を超えてからの差の開き方に注目!

2円動いた場合は9,000円の差になってます。

3円だとB10は3,000円でB100は21,000円なので18,000円の開きになります!

 

大きく値が動いた場合、利確幅の広いほうが大きな利益につながるのが分かります

 

もちろん実際は一方向に相場が動くトレンドにあったとしても細かく上下するので、2円3円動いた場合B10はもっと多くの回数決済されているはずですが、それでもこの開きを埋めるのは困難でしょう。

B10の決済額100円を考えると、3円動いたときに差を埋めるには180回多く決済しないと追い付かないのですから。

長期的には広めのほうが利益も大きい

マネーパートナーズの利益率ランキングを参考にします。

まず1週間の利益率を見てみましょう。

連続予約注文週間ランキング

マネーパートナーズ連続予約注文週間利益率ランキングから抜粋

上位はすべて25pips以下という狭い利確幅です。

一方月間ランキングはというと、

連続予約注文月間ランキング

マネーパートナーズ連続予約注文月間利益率ランキングから抜粋

上位が全て50pips以上です。

短期的には狭いほうが有利でも長期で利益をあげるなら広い利確幅が有利なことが分かりますね。

 

利確幅が狭いときのデメリット

利確幅を狭くすることで他のデメリットも生まれます。

手数料やスプレッドの影響が大きい

利確幅の狭いほうが決済回数が多くなります。

そのため、手数料がかかるシステムの場合たくさん手数料を取られます

さらにスプレッドも決済の数だけ影響するので、決済回数の多いほうが損になります。

自動売買は長い期間での運用の中で繰り返し決済注文されるものなので、一つ一つは微々たるものでも積み重なったコストは大きな差になります。

再注文の手間がかかる

例えば連続予約注文の場合は完全自動ではないので、20回ごとに再注文しなければなりません。

100pips前後で設定した場合は1年に1~2回の再注文の必要がありますが、10pipsくらいの狭い設定だとひと月持ちません。

とても手間がかかりますし、いつの間にか20回が終わって新規注文されない状態になり機会損失が発生することも。

狭いことにもメリットがある?

利確幅が狭いほうがたくさん決済されるので、しょっちゅう利益が出て楽しいです。
(⌒~⌒)
約定メールも毎日届くでしょう。

いや、馬鹿にするなかれ。そのために狭い利確幅を織り交ぜる人も多いのです。

決済回数が少ないとついポジションを増やしたくなるポジポジ病が発生してしまいがち!

理屈ではわかっていても心ではそうはいかないもの。

投資で一番重要なのはいつでも精神的に安定していることとも言いますし、そのために狭い利確幅を加えるのもアリかもしれません。

 

通貨ペアごとに最適の決済幅を見つけよう!

通貨ペアごとに値動きも違う

通貨ペアの種類によって値動きは変わってくるので、最適な利確幅も変わってきます。

豪ドル/円やカナダドル/円は値動きが他より小さめですので利確幅も小さめにしてもいいかしれません。

広すぎるとなかなか決済されません。

逆にユーロ/円は米ドル/円よりも大きいので100pips以上でもいいかもしれませんね。

利確幅が広いと一回の利益が大きくて得した感じです。

その年の値動きでも変わってくる

数年前は多くの通貨ペアで決済幅を100pips以上にするほうが有利でした。

しかし近年はそれ未満のほうが利益率が高い通貨ペアもあるようです。

自分なりに試してみるのも面白いかもしれません。

もちろん狭すぎてはダメなので、100pipsを基準に増減させてみましょう。

ただし狭すぎる場合はともかく、100pips前後なら利益に大きな差は生まれませんので考えすぎないことも大切です。

ただし広けりゃいいってもんじゃない

利確幅が広いほど利益が大きくなるのなら、動きの大きいポンド/円で利確幅を大きく広げるのがいいんじゃないか、なんてことにもなります。

それはある意味正解です。が、レンジの広い通貨ペアを選ぶとその分多くの証拠金が必要になってしまうので、リスクが上がります。

リスクを下げるため通貨量やポジション数を減らすと利益も減ります。

結局米ドル/円のようなある程度のレンジ幅で動く通貨ペアで通貨量を多くしたりポジションを多くするほうが効率的だったりしますので、きちんと比較してからにしましょう。

最適幅が分からない場合はマネしてもOK

初心者で「最適幅が分からない。いくらにすればいいの?」という方もいるでしょう。

でも最適幅なんて誰にもわかりません。

ただ100pips前後にしておけば90piipsでも110pipsでも利益率にそれほど差は出ませんので、とりあえず100pipsではじめるのが良いと思います。

また利益を出している人を参考にしてマネしてもOK。

利確幅は自分の利益に影響しますが、リスクには影響しませんので割と真似したり自由に変えて試しても良い部分です。

ちなみに浅葱の設定は運用結果のページに記載してあります。

狭すぎる設定にだけはすることの無いようにしましょう。

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