FX自動売買の解説

【FX自動売買】最適な想定レンジ幅(仕掛ける範囲)を設定しよう

運用する通貨ペアを決めた後は、そのペアの最適なレンジ幅を決めていきます。

レンジ幅とは「その通貨ペアの値がどれくらいの範囲内で動くか」というものです。

リピート系自動売買にも最適なレンジの取り方はあります

大事なのは過去のチャートからレンジを考えること

レンジを想定する必要があるのは基本的に一番最初だけですので、しっかり考えてみましょう。

 

リピート系自動売買はレンジの想定が重要

基本的に上昇していく株価と違い、FXの値動きは一定の幅で上下を繰り返す動きになっていることが多いです。

運用先の通貨ペアを選ぶ際は、一定の幅で動いているモノが自動売買には最適です。

なので、その中に入るようにポジションを取れば行ったり来たりするなかで繰り返し利益が取れるわけです。

逆にはみ出してしまえば利益をとり逃したり、含み損だけが増えていったりします。

 

ただ、かつての値動きをすべてカバーできるように広くポジションを取ろうとすると、

  • 資金がいくらあっても足りなくなる
  • 一つのポジションをごく少量にするあまり利益が雀の涙になる

このどちらかになります。

一方短期的な動きに注目して狭くレンジを想定した場合は利益率が上がるものの、今度は大きな値動きになった時に損失を受けるリスクが高まります。

米ドル/円長期チャート

ですので、過去の値動きから今後をある程度想定して程よい範囲をカバーすることが必要になってくるのです。

 

過去のチャートからレンジを想定する方法

ここでは豪ドル/円を例にしてみます。

まずチャートを見てください。

リーマンショック以降の値動きです。一定の値幅の中で上下しているのが分かると思います。

それを、こんな風に線を引いてみます。

割と最近の高値と安値を赤い線で、長期的な目線で見た高値と安値を緑の線で結んでみました。

(ざっくりで構いません。あくまで“今後の想定”ですし。)

買いポジションの場合

買い(ロング)の注文は、高値でポジションを取ると円高で下がった時にポジションが上で置き去りになり長い間含み損の状態で置いておくことになります。

大きな含み損は今後暴落したときロスカットの原因となりかねませんし、そもそも決済されずに証拠金を拘束し続けるのでもったいないです。

なので、上側の赤いラインより高値では買いポジションを取らないようにします

一方安値を見てみると、ここ何年も緑のラインより安値になっていません。ですので、下側の緑のラインより安値でも買いポジションを取らないようにします

つまり、このケースでは買いポジションは約70~90円のレンジを想定することになります。

下の緑のラインより安値で買いポジションを考えても構いませんが、必要資金が増える・緑のラインを超えて暴落したとき含み損が膨大になるといったデメリットもあります。資金量と相談してください。

売りポジションの場合

売り(ショート)ポジションも同様に考えて、上の緑のラインから下の赤のラインの間になるように売りポジションを取ります

売りポジションは約80~105円のレンジとなります。

つまり豪ドル/円では

  • 買いポジション 70円~90円
  • 売りポジション 80円~105円

となります。80~90円の範囲は両建て状態になります。

※レンジ幅は5円刻みなどキリの良い数字にしておいたほうが分かりやすくて便利です。

想定レンジを狭めるか、広めるか

レンジを狭く考えるほど資金効率がよいです。しかし当然想定レンジを外れたら損失が大きくなります。

なので想定レンジを広めにとってロスカットを起こさせないことが結局は利益になります

もちろん同じ資金でレンジを広めに注文すると1つの注文当たりの通貨量を減らさなくてはいけません(2000通貨→1000通貨など)ので利益は減ってしまいます。

しかし強制ロスカットの全損はもちろん、ポジションごとのロスカットでも損失は思いのほか大きいです。

自動売買の手法はコツコツ利益を積み重ねる手法なので、損失があると取り返すのにかなりの期間がかかります。

短期の利益量よりロスカットされないようなポジション取りを優先しましょう。

 

またレンジを想定しても、そのラインを超えて暴落することはあり得ます。

自動売買は常に含み損ありきのシステムですので、暴落にとっさの対処がしづらい特徴があります。

そもそも常に相場に張り付かずにほったらかしにできるのが利点なので、暴落時でもそのままにしておいても大丈夫くらいの安全ポジションで取引しましょう。

最初は短期的な値動きでレンジをきめても良い

ただ広いレンジを最初から想定すると資金が足りないという人は多いのではないでしょうか。

ですので最初はここ数年の値動きだけを見て狭いレンジでの運用もアリです。

例えば上図の米ドル/円は広く想定レンジをとると75~125円をカバーしなくてはなりません。

これでは資金が足りないですし、そもそもここ何年も75円や125円になっていないので、もしかしたらカバーするだけ無駄になるかもしれません。

ですので最初は最近の値動きを参考に緑のライン(105~115円)のレンジで注文し、得た利益または本業の収入などで資金を追加して黄色のライン、赤のラインと広げていくという作戦もあります。

両建てエリアは必要?

浅葱の設定では中央に両建てエリアが生まれています。

この両建て部分にはメリットとデメリットが存在します。

両建てメリット
  • 利益UP
  • 証拠金が少なくて済む
両建てデメリット
  • 出口戦略が難しい
  • スワップ損になる

このへんの考え方は人それぞれですが、両建てエリアを作るほうが利益はUPします。

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レンジの想定は最初だけです

リピート系自動売買では想定レンジを決めるのは最初だけです。

初心者には難しいかもしれませんが、他社のリピート系注文でも考え方は同じですので、いろんな経験者を参考にして真似してもいいかもしれませんね。

私の設定も運用結果のページで紹介しています。
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