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【FX自動売買】最適な想定レンジ幅(仕掛ける範囲)を設定しよう

FX自動売買の解説
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運用する通貨ペアを決めた後は、そのペアの最適なレンジ幅を決めていきます。

レンジ幅とは「その通貨ペアの値がどれくらいの範囲内で動くか」というものです。

例えば、米ドル/円はここ最近は1ドル100円以下になっていません。
それなのに、50円まで下がっても大丈夫な設定にすると資金効率が悪すぎて利益が出ません。
逆にちょっと下がっただけでロスカットされるような注文の入れ方をしても危険。

自分の限られた資金で安全かつ最大利益を上げるために、レンジ幅を決めておく必要があるのです。

大事なのは過去のチャートからレンジを考えること。

レンジを想定する必要があるのは基本的に一番最初だけですので、しっかり考えてみましょう。

リピート系自動売買はレンジの想定が重要

基本的に上昇していく株価と違い、FXの値動きは一定の幅で上下を繰り返す動きになっていることが多いです。

運用先の通貨ペアを選ぶ際は、一定の幅で動いているモノが自動売買には最適です。

なので、その中に入るようにポジションを取れば行ったり来たりするなかで繰り返し利益が取れるわけです。

逆にはみ出してしまえば利益をとり逃したり、含み損だけが増えていったりします。

ただ、かつての値動きをすべてカバーできるように広くポジションを取ろうとすると、

  • 資金がいくらあっても足りなくなる
  • 一つのポジションをごく少量にするあまり利益が雀の涙になる

このどちらかになります。

一方短期的な動きに注目して狭くレンジを想定した場合は利益率が上がるものの、今度は大きな値動きになった時に損失を受けるリスクが高まります。

米ドル/円長期チャート

ですので、過去の値動きから今後をある程度想定して程よい範囲をカバーすることが必要になってくるのです。

過去のチャートからレンジを想定する方法

たとえばこのチャート。

一定の値幅の中で上下しているのが分かると思います。

それを、こんな風に線を引いてみます。

  • 割と最近の高値と安値を赤いライン
  • 長期的な目線で見た高値と安値を緑のライン
  • 中央に黄色いライン

で結んでみました。

浅葱
浅葱

ざっくりで構いません。あくまで“今後の想定”ですし。

過去の高値や安値は意識されるため、今後もこの中で値動きが起こる可能性が高くなります。

なので、この中に収まるように注文を仕掛けていきます。

特に最近の、赤いラインの範囲内で動く可能性が高いので、その中に仕掛けます。

仕掛ける方法1:ハーフ&ハーフ(おススメ)

ハーフ&ハーフとは、基本となる仕掛け方。

黄色いラインの上を売りポジション、下を買いポジションで仕掛けます。

ハーフ&ハーフのメリット
  • 資金が抑えられる
  • 含み損が少なくなる

全体に広く仕掛けるのではなく半分に分けることで、保有ポジション数が少なくなるので必要証拠金が抑えられます。

また、現在値と保有ポジションの価格差が広がりにくいため、含み損も少なくなります。

ハーフ&ハーフのポジションの設定

黄色のラインより下に仕掛けていきます。

まずは赤いラインまで、黄色と赤の間に仕掛けます。

赤ラインより下はどうする?

緑のエリアにいることは少ないと想定されるので、資金が少ない場合や資金効率を上げたい場合は仕掛けずにいましょう。

相場が下落してから資金に応じて仕掛け追加するか、またはそのままかを選択すればいいと思います。

売り(ショート)ポジションも同様に考えて、黄色いラインより上に仕掛けます。

仕掛ける方法2:部分両建て

部分両建ては中央部分に買いと売りが混ざるポジションをとる注文方法です。

部分両建ての特徴
  • 両建てエリア内で決済益が2倍
  • 必要資金は多くなる

両建てエリアにいる間は相場が上下どちらに振れても利益が出るので、単純に2倍の決済益になります。

ただし、含み損が大きくなるため、必要な資金も多くなります。

浅葱
浅葱

私は最初こちらの設定で運用していました。

部分両建てのポジションの設定

上記の表では、上の赤いラインから下の緑のラインの間を買いエリアとしています。

売りエリアは、下の赤いラインから上の緑のラインまでです。

レンジ幅想定の注意点

想定レンジをはみ出した時のことを考えておく

レンジを想定しても、そのラインを超えて暴落することはあり得ます。

リピート売買は常に含み損ありきのシステムですので、暴落にとっさの対処がしづらい特徴があります。

想定レンジを超えた時は、

  • 資金を追加してポジションを新たに作る
  • ただ耐える
  • ロスカットする

といった方法がありますが、どのケースでもあらかじめ対処方法を決めておくべきです。

ただ、ロスカットは最悪の場合のみにして、まずは想定レンジを超えた場合(緑のラインを超えた時)でもロスカットされないような注文数を心がけることが重要です。

そもそも常に相場に張り付かずにほったらかしにできるのが利点なので、暴落時でもそのままにしておいても大丈夫くらいの安全ポジションで取引しましょう。

通貨ペアの選定も重要

通貨ペアによっては想定ラインを引きづらいチャートになっていることもあります。

その場合、その通貨ペアはリピート売買に不向きなペアと考えられます。

リピート売買にも向き不向きがあるので、最適な通貨ペアで運用しましょう。

最初は短期的な値動きでレンジをきめても良い

広いレンジを最初から想定すると資金が足りないという人は多いのではないでしょうか。

ですので“最初は”ここ数年の値動きだけを見て狭いレンジでの運用もアリです。

例えば上図の米ドル/円は広く想定レンジをとると75~125円をカバーしなくてはなりません。

これでは資金が足りないですし、そもそもここ何年も75円や125円になっていないので、もしかしたらカバーするだけ無駄になるかもしれません。

ですので最初は最近の値動きを参考に緑のライン(105~115円)のレンジで注文し、得た利益または本業の収入などで資金を追加して黄色のライン、赤のラインと広げていくという作戦もあります。

レンジの想定は最初だけです

リピート系自動売買では想定レンジを決めるのは最初だけです。

最初は難しいかもしれませんが、他社のリピート系注文でも考え方は同じですので、いろんな経験者を参考にして真似してもいいかもしれませんね。

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